ムクドリの子育て日記 1
6月29日(土)

段ボールに入ってムクドリ赤ちゃん達はやってきた。
ヒナ達の育ち具合は翼部分と尾にちょぼちょぼと短い羽がある程度。チビとゲンキは育ち方にすごく差がある。チビの方はまだ背中が赤裸で弱々しい。ゲンキには背中にタテガミ状に黒く羽らしきものがある。くちばしはまだ柔らかい。
ムクドリとヒヨドリのヒナはよく似ていて、よく間違えられるらしい。食生活が若干違うようなのでよく確認しておかなくては。口の中が赤いとヒヨドリで、黄色いのがムクドリだということがわかったが、口を開けたとき、周囲が黄色で真ん中はピンク、その中間は白という色合いなので本当にムクドリなのかどうかわからなくなってしまった。目は開いてないのだろうか、白っぽい膜におおわれているようだ。
興奮しているのかあまり食べないので、口をこじ開けて少量やる。チビの方が食が細く、生命力が低い感じ。
夜中にお腹が減ったらしく啼きだす。


本日のお食事 ふやかしたドッグフードとおろしキュウリのMIX
6月30日(日)

朝4時から騒ぐ。ちっこいくせに声がでかい。
餌を求めて口を開けるのが何を合図にしているのかよくわからない。ある物音では口を開け、別の音では死んだように縮こまって動かなくなる。親鳥が出しそうな音をいろいろと試してみるが、どうもキーとなる音がよくわからなくて困る。あまり口を開けない時は、こじ開けてえさをやる。
しかし、鳥のヒナというのは、まったく醜い。頭には産毛が無節操につんつん飛び出てる、首は細くて折れそう、羽がなくて鳥肌丸出し、クチバシはびらっと広がっていて顔中口だらけっていう感じだし。
ほ乳類の子供は保護欲をそそるように可愛くできているそうだが、どうやら神は鳥類にそういった恩恵を与えなかったらしい。
巣箱はビニールをかぶせたダンボール箱(260×170×高さ190ミリ)の中に紙クッション(シュレッダーで細かくした紙)を敷き、さらにティッシュを割いたものを敷いた。
九官鳥フードとミールワームを購入。これで基本食ができる。基本食は九官鳥フードとドッグフードを水でふやかしたもの。これをやっていれば水はいらないらしい。ミールワームは基本食に漬け込んで死んだものをやる。買ってきたミールワームのマットは糞だらけだったので、カブトムシのクヌギマットを買い、ガラス瓶に入れて、ミールワームを入れた。
チビはいつもゲンキの下敷きになっている。時にはチビの背中の上に文字通り乗っかっているので、ゲンキの爪でただでさえはげているチビの背中がますますはげそうだ。2羽で口を開けていても数センチ高さに差がある。チビは口の位置が低いので、親鳥にもあまりえさを貰えなかったに違いない。
チビの生命力の少なさが気になる。こいつは育たないで死んじゃうかも。


本日のお食事 基本食、ミールワーム

本日の購入 シュレッダー、九官鳥フード、ミールワーム(1パック10g入り)、カブトムシ飼育用クヌギマット、ガラス瓶
7月1日(月)
ムクドリはよく戸袋に巣を作るらしいということ、ヒヨドリはくちばしに黄色い部分がないことなどから、まずムクドリに間違いないと断定した。
10分置きくらいにピーピー啼きわめいている。1口食べるとぱたっと静かになり、すぐ寝てしまう。だんだん慣れてきて、箱をぽこぽこ叩くと口を開けるようになってきた。硬いものがコツンと当たるような音には縮こまる。
チビはやっぱりゲンキの下敷きになりながらも、ものすごくがっつき始めた。首がろくろっ首みたいに伸びて、よく食べる。2羽とも、ドッグフードはあまり好きではないようで、やっても吐きだすことがある。九官鳥フードの方が減りが早い。
だいぶしっかりとしてきて、羽繕いもひんぱんにやっている。足の成長が顕著で、頭のてっぺんをばりばり掻きむしったりしている。うずくまっていることが多かったのが立っていることの方が多くなってきた。目も膜のようなものはなくなり、ぱっちりと開くようになった。
えさを食べると、立ち上がり、お尻を外に向けて糞をする。ちゃんと巣を汚さないようにしている(つもり)。
めいっぱい口を開けて餌を待つ
これでもだいぶ羽が生えてきた

本日のお食事 基本食、ミールワーム、キウイ。生きているミールワームも食べた。

 

7月2日(火)
羽がだいぶ生え、鳥らしくなってきたし、口の中の黄色い部分も増えてきた。チビとゲンキの肉体的な差はだいぶ縮まってきた。身体に触ると口を開けるようになってしまったのでもう口をこじ開ける必要はない。とにかくよく食べる。
頭の横に産毛が突き出ている。イワトビペンギンみたい
顔を上から見るとクチバシがびらっと広くてみっともない

本日のお食事 基本食、ミールワーム、鶏ささ身、小松菜、桃

 

7月3日(水)

でかくなった。立ち上がると箱から頭が出そうだ。口の中はほとんど黄色になったし、くちばしが硬くなってきた。チビも死んじゃうかもと思ったことがうそのように元気いっぱいだし、大きくなった。
ミールワーム2パック購入。チビはミールワームがお気に入り。ゲンキはあまりよく動く虫だと食べずに吐きだすこともあり、野菜と九官鳥フードの方が好きらしい。トマト、豚肉&キャベツMIXは2羽ともけっこうよく食べた。


本日のお食事 基本食、ミールワーム、豚肉、キャベツ、トマト

本日の購入 ミールワーム×2パック


7月4日(木)
昨日買ってきたミールワームをくぬぎマットと一緒に瓶に入れた。試しに瓜のヘタを入れておいたら、今朝見るとあとかたもなくなくなっていた。ミールワームはどんどん必要になりそうなので、養殖してみよう。
食事の間隔がかなり開いてきた。1時間くらい静かな時もある。静かすぎて心配になって覗くと2羽寄り添って眠っている。飢えをあまり覚えなくなったせいか、偏食も進んでいるようだ。口の中に入れてやってもわざわざ苦労して吐きだすことがけっこうある。特にチビはドッグフードがとても嫌いらしい。
もう2羽とも、ぴちぴちに元気なミールワームを平気でがっつくようになったし、これが一番おいしいらしい。
餌をもらう時にしっかりと立ち上がるようになった

本日のお食事 基本食、ミールワーム、キュウリおろし、トマト、さくらんぼ

本日の体重 ゲンキ71g、チビ68g

 

7月5日(金)
もう大きさやハゲ具合では見分けがつかない。2羽ともすっかり羽でおおわれてしまった。うずくまってばかりの奴がチビで、立ち上がっていることが多いのがゲンキ。ゲンキの方は全体的に色が黒っぽい。
餌をやる時にはもう頭が箱から出てしまう。時々羽ばたきをするようになった。
あまり虫ばかりだと、まだ水が飲めないのでまずい。午前中、基本食にトマトとおろしキュウリを混ぜたものばかりをずっとやったら、機嫌が悪いようだし、あまり食べたがらない。昼になってミールワームをやったらおかわりコールがすさまじかった。基本食の時は1口食べるとケツを向けていたのに。
相変わらず夜でも騒ぐ。10時、11時なんていう時間に、なんで夜行性でもない鳥が飯を喰うんだ。どこかおかしい。
足の成長が目立つ。羽もすっかり鳥らしくなった
不安定なところでもしっかりと立てる

本日のお食事 基本食、ミールワーム、キュウリとニンジンのおろし、トマト

本日の体重 ゲンキ75g、チビ74g

 

7月6日(土)
うるさい、うるさい、うるさい!!!元気過ぎる!なんで夜中まで啼くのかまったくもって不思議。暗くしてやってもまるで効果無し。
クチバシのびらびらが小さくなって、すっきり
顔もかわいらしくなってきた

本日のお食事 基本食、ミールワーム、キュウリとニンジンのおろし、トマト

本日の体重 ゲンキ75g、チビ74g

本日の購入 ミールワーム×2パック

 

7月7日(日)

恐るべし、夕べ夜更かししたせいか今朝の起床はなんと7時半。私は6時過ぎには散歩に出たというのに。
ゲンキは野菜や果物が好き、チビは肉類が狂的に好き。そして基本食はどちらにも受けない。


本日のお食事 基本食、ミールワーム、キュウリとニンジンのおろし、キウイ

本日の体重 ゲンキ78g、チビ75g


7月8日(月)

箱の中でようばたばたと羽ばたくようになってきた。1階に置いて人の出入りを少なくしたら、夜8時ころには寝た。やっぱりすぐそばで物音がすると寝られないのだろう。


本日のお食事 基本食、ミールワーム、ニンジンのおろし、水につけて塩抜きしたカニかま

本日の購入 ミールワーム×2パック


7月9日(火)
朝、チビが箱の縁に乗っていた。羽ばたいて登ったのだろう。箱の中に降ろしておいたらまた外に出ていたので、箱を風呂場に引っ越しした。運動神経はチビの方がいい。指にもとまれるようになった。チビはいろいろ積極的になってきた。いつもゲンキの下に隠れるようにしていたのが、餌の時にはぐいぐい前に出て来るし、ねだり方も激しい。ビチュビチュといった声だけだったのが、クウクウといったちょっと大人っぽい声も混じるようになった。
ゲンキはちょっとドンくさくてしかもベジタリアンぎみ。餌を見せても口を開けるのが遅い。
段ボールの箱が手狭になったので、スーパーで使うようなカゴにビニール袋をかぶせて中に小振りの竹篭を入れて巣のようにした。竹篭はひっくり返らないように小さいウッドパネルに針金で固定、中にシュレッダーにかけた紙くずを敷いた。足が強くなってきたらしく、巣の中にうずくまっているよりは巣の縁につかまっていることが多い。糞もちゃんと外にしている。環境が変わってちょっぴりナーバスになっているが、じきに慣れるだろう。
クチバシのびらびらがすっかりなくなった
大きめな入れ物に移して竹カゴをいれた
じきに上に登ってきてしまった
熱心に羽ばたいて、飛ぶ練習

本日のお食事 基本食、ミールワーム、ニンジンのおろし、トマト

本日の体重 ゲンキ78g、チビ76g

本日の購入 スーパーで使うようなカゴ、その蓋にするためのプラスチックの浅いカゴ、竹カゴ。

 

7月10日(水)

スーパーのカゴでも餌をねだって縁に乗ってきてしまう。あわてて家に会った角材をつなぎあわせて、木製のムクドリ用ジャングルジムを作成(ブランコ付き)。高さ90センチ幅60センチくらいのもの。午後風呂場にセットしてやると数分で活用し始めた。
最初に止まり木に飛び移ったのはゲンキの方で、つついたり探索したりもゲンキの方が活発。好奇心が旺盛だ。チビも飛び移ってはいたがあまり遊び心は感じられない。
午後いっぱい興奮しまくってあちこち飛び移る。落下することも多かったが。また、針金をつついたり、木をつついたりも忙しい。
興奮しているせいか、食が細い。
7時ころカゴに入れてフタをすると、横で物音をさせてもぜんぜん起きない。よっぽど疲れたらしい。


本日のお食事 基本食、ミールワーム、トマト

本日の購入 鳥用の陶器の餌入れ×2、水浴び用のプラスチックバット


7月11日(木)
風呂場に入れておいたらかなりおとなしくなったので、餌の間隔を1〜2時間までにできて、やれやれである。ジャングルジムはかなり気に入って、高いところ高いところに行きたがるので、篭の巣は昼間はもう必要ないかもしれない。
飛ぶ力もぐんとついて、餌をやりに風呂場へ入ると、手、肩、頭と飛び付いてくる。近くに行けば餌をもらえると思っているのが7割、単に高いところに登りたいというのが3割といったところだろうか。まだ、自分から餌をついばむまでには至らないし、水も飲めない。水浴び用の器も置いておいたが、活用している様子はない。
夜と、人間がシャワーを浴びたい時にはスーパーのカゴに閉じ込める。 毎度の掃除が大変! 糞と食べかすの量がすごい!
ムクドリ用ジャングルジムを設置した風呂場

本日のお食事 基本食、ミールワーム、鶏肉、ブルーベリー

本日の購入 ミールワーム×2パック、風呂場の排水溝用のゴミとりネット

 

7月12日(金)

体重が減少した。よく運動するようになったせいもあるだろうし、重いと飛べないということだろう。元気いっぱいなので心配はいらなそう。
食事も1回にたくさん食べるようになったので、驚くほど手がかからなくなった。
風呂場に生活の場を移してからは、ちゃんと鳥らしい時間帯に寝起きするようになった。


本日のお食事 基本食、ミールワーム、トマト、おろしキュウリ、かにかま、メロン

本日の体重 ゲンキ73g、チビ65g


7月13日(土)

たいへん元気。変わらず。


本日のお食事 基本食、ミールワーム、団子虫、蟻、おろしキュウリ、かにかま、メロン


7月14日(日)

飛ぶ力がとてもついて、空中での方向転換も楽勝という感じ。まだ餌を自分でついばむことはできないが、ミールワームの端っこをくわえてから、それを飲み込むことは少しできるようになってきた。
一度バットに落っこちて、ついでに水浴びをしたらしい。


本日のお食事 基本食、ミールワーム、バッタ、ゲジゲジ、おろしキュウリ、海老、トマト


7月15日(月)
チビは若干神経質だ。嘴の周囲に餌屑がつくといちいち止まり木にこすりつけてとっているし、餌が大きいと顔を背ける。
ゲンキは未だにチビの身体の上に着地したりしてチビをしいたげようとしている。
嘴で突っつき回すので風呂場の網戸に穴が空き始めた。早急になんとかしなくては。
頭の上に止まりたくてしかたがない

本日のお食事 基本食、ミールワーム、おろしキュウリ、トマト、ブルーベリー、ネクタリン

本日の購入 ミールワーム×3パック