アオイ科 |
ワタ属
ゴッシピウム属
|
名称 | ワタ属ワタ(綿) |
---|---|
英名 | Cotton |
学名 | Gossypium |
性状 | 多年草 |
大きさ | 高さ:90~120cm/葉長:3~6cm/花径:40mm |
形態 | 葉は掌状に3~5裂し、互生する。8~11月頃、茎頂や葉腋に花柄のある5弁花を咲かせる。花弁は黄白色で、らせん状に重なり、受粉後、基部が暗赤紫色になる。果実は蒴果で、成熟乾燥すると3裂し、種子を覆う白い綿毛を露出する。 |
品種 | 主な栽培種には「アジア綿」、「陸地綿」、「海島綿(ペルー綿)」などがある。「アジア綿」には木立性の「G. arboreum」と草本の「G. herbaceum」があるが、双方とも繊維が短く、ネルやキャンバス、布団綿、脱脂綿などに利用される。「陸地綿 G. hirsutum」は用途が広範で実用的。「海島綿(ペルー綿)G. barbadense」は繊維が長いため、高級品種として名高い。 |
原産地 | 熱帯アジア、熱帯アメリカ |
生育 | 生育適温は25℃前後。暖地では多年草だが、日本では一年草扱い。播種は春~初夏。土壌は排水良好な砂質で少しやせた土地がよく、アルカリ性土壌に強く、酸性土には弱い。 |
利用 | 綿毛は紡績原料やふとん綿の他、火薬やセルロイドの原料ともなる。綿実油は食油、マ-ガリン、石鹸等の原料として利用される。 |