ウコギ科 |
カミヤツデ属
テトラパナクス属 |
名称 | カミヤツデ(紙八手)ツウダツボク(通脱木)
ツウソウ(通草) |
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英名 | Rice-paper tree |
学名 | Tetrapanax papyrifer |
名の由来 | 「カミヤツデ」「ツウダツボク」「ツウソウ」「Rice-paper tree」は、茎の中の髄から紙が作られることから。 |
性状 | 低木/常緑(寒冷地では冬季落葉) |
大きさ | 高さ:2~6m/葉身長:50~70cm/散形花序径:2cm/花径:7mm |
形態 | 地下茎で繁殖する。幹はあまり分岐しない。大形の葉は幹の上部に密に互生する。葉は光沢がなく、葉裏に白い綿毛がある。葉は深く5~9裂し、先が浅く2~3裂し、細かい鋸歯がある。11~12月に枝先に、黄緑白色の小さな花が集まった球状の散形花序をつけ、さらにそれらが円錐状に集まって複合花序を作る。花弁は4枚、雄しべは4個、雌しべは2個。果実は液果で、先端に雌しべの花柱が残り、2~3月頃暗赤紫色に熟す。 |
品種 | 葉に斑が入る品種がある。 |
原産地 | 台湾、中国南部 |
生育 | 強健で栽培容易。日当りがよく、湿潤な土壌を好む。寒冷地では冬季に地上部が枯れるが、地下部を保護すれば春に萌芽する。 |
利用 | 庭植え。茎の中の白い髄から、通草紙(つうそうし)と呼ばれる紙が作られ、水中花や短冊の材料などに使われる。 |