ヒョウタン（瓢箪）

一年草（春～夏）／蔓性（巻きヒゲ）／雌雄異花

葉身長：15～30cm／花径：40～60mm

茎は軟弱で、巻きヒゲで他物に絡みつきながら成長する。葉は心形で、3～5浅裂し、互生する。7～9月頃、葉腋に白い雄花と雌花を咲かせる。花は夕方に開き、翌朝には萎む一日花。果実は中央がくびれたヒョウタン形で、果皮には最初細かい毛があるが、成熟すると毛が落ちて滑らかになる。

果実の大きさや形が違ういろいろな品種がある。形は中央がくびれたヒョウタン形、球形、楕円球形、棒状、上は細長くて下が球形のものなどがある。

アフリカが原産と考えられている。

日当たり、風通し良く。棚作りに向く。蔓の下の方から葉が枯れて見苦しくなる。うどんこ病が発生しやすい。連作障害が出やすい。

乾燥させた果実は容器や楽器、装飾品などに加工して利用される。果実は苦く、毒を含み、食用にはならない。