キク科 |
ノゲシ属
ソンクス属 |
名称 | ノゲシ(野芥子)ハルノノゲシ(春の野芥子) |
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英名 | Sow thistle |
学名 | Sonchus oleraceus |
名の由来 | 「ノゲシ」「ハルノノゲシ」は、葉が芥子に似ているため。分類上はケシ科とは関係無い。 |
性状 | 一年草(秋~翌初夏の越年性)/ロゼット状で越冬 |
大きさ | 高さ:50〜150cm/(茎生葉)葉身長:6〜30cm/(茎生葉)葉幅:2〜10cm/頭状花径:20〜25mm/総苞長:10~13mm/種子長:2.5〜3.5mm |
形態 | 秋に芽生えてロゼット状で越冬し、翌年の春~夏に茎を立ち上げる。葉や茎の色は緑色〜赤紫色。茎は中空で、切ると白い乳液が出る。根生葉はへら形で、羽状に深く切れ込み、鋭い鋸歯がある。茎生葉は羽状に深く切れ込み、不規則な鋭い鋸歯があり、互生する。葉の基部は矢尻状で、茎を抱きつつ、先端が後方へ突き出ることが多い。葉は柔らかく、棘状の鋸歯は硬くなく、触っても痛くない。春〜夏を中心にほぼ周年、花を咲かせる。頭状花は黄色い舌状花のみで、筒状花は無い。果実は狭倒卵形の痩果で、白い冠毛があり、褐色に熟し、縦溝と微細な横皺がある。 |
類似 | 「オニノゲシ S. asper」は棘が多く、葉の基部が茎を抱き、丸くまくれ上がる。痩果に横シワがない。 |
品種 | 舌状花が白〜クリーム色の「ウスジロノゲシ S. oleraceus f. lilacina」がある。 「ノゲシ」と「オニノゲシ」の交雑種、「アイノゲシ S. oleaceo-asper」がある。 |
原産地 | ヨーロッパ、西アジア |
生育 | 史前帰化植物で、日本全土に帰化。道端、空き地などに自生する。 |
利用 | 若芽は山菜のように食用できる。 |