アコウ（榕、赤榕、赤秀、雀榕）

高木／常緑／絞め殺し植物

高さ：10～20m／葉身長：5～10cm／葉柄長：4～7cm／果長：1～1.5cm

樹皮は褐色で平坦。自生状態では他の木の樹上で発芽し、幹から多数の気根を出すが、支柱根にはならない。葉は長い葉柄があり、先がやや尖った楕円形で、全縁で、互生する。年に1～数回、不定期に枝の一部、または全部が短期間落葉し、すぐに新芽を出す。不定期に葉腋に倒卵球形の花嚢の内側に隠頭花序を作るが、受粉するには共生関係にある“アコウコバチ”を必要とする。果嚢は赤～黒紫色に熟す。枝葉を傷つけると白い液が出る。

日本（和歌山以西の太平洋岸、九州、琉球諸島）、台湾、マレー半島、インドシナ、タイ

日当たり、高温多湿を好む。耐寒温度は0℃程度。

防風、防潮林、庭木、鉢植え。果嚢は生食できる。