サガリバナ科 |
ホウガンノキ属
コウロウピタ属 |
名称 | ホウガンボク(砲丸木)コウロウピタ・ギアネンシス |
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英名 | Cannonball tree, Boulet de canon |
学名 | Couroupita guianensis |
名の由来 | 「ホウガンボク」は、果実の形が砲丸に似ていることから。 「guianensis」は、“ガイアナの”の意。原産地から。 |
性状 | 高木/乾季落葉(年間1〜2回) |
大きさ | 高さ:20~30m/葉身長:8~30cm/花径:10~13cm /果径:15~20cm |
形態 | 幹は直立する。葉は先がやや尖った楕円形で、葉柄は短く、互生し、特に枝先に輪生するように集まってつく。原産地に明確な乾季はないが、天候が乾燥したり寒くなると、葉を落とす。幹から直接うねうねと捻れた花茎を出し、花序を作り、6弁花の1日花を多数咲かせる。花弁は内側が赤、外側が薄黄色をした浅皿状で、花の中央にある雌しべを取り巻く黄白色の短い雄しべ群と、その下から前方に突き出してU字形に戻るピンク色の長い雄しべ群がある。2種類の雄しべ群は二枚貝のように互いに向き合う。花は夜〜早朝、濃厚な芳香を出す。花後、12〜18ヶ月かけて果実が熟す。果実は球形で、70〜500個の種子を含む。果実はペッカリー、ニワトリ、ブタなどに食べられて種子が散布される。花茎は、果実ができて落果した後も永続的に残るため、老木になると花茎が幾重にも幹を取り囲む。 |
品種 | 花の色が、赤、サーモンピンク、チョコレート色などのものがある。 |
原産地 | 中央アメリカ(ガイアナ共和国、ブラジル)、カリブ海地域、アマゾン川流域 |
生育 | 熱帯雨林に自生。 |
利用 | 熱帯地域で仏教の寺院や公園、街路に植栽される。葉は茶や薬用に利用される。果実は食用にできるが、臭気があるため、家畜飼料に利用される。 |