オミナエシ（女郎花）

「オミナエシ」は、「オトコエシ」に比べて茎が細く、繊細で女性的なイメージがあることから。
「アワバナ」は、花を粟に見立てた。

多年草／ロゼット状で越冬

高さ：60〜120cm／葉身長：3～15cm／花径：3〜4mm

若いうちはロゼット状の根生葉で過ごす。全草に特有の腐敗臭がある。根生葉は切れ込みの深い羽状複葉。実生3年めくらいの初夏頃から茎を直立させ、上部で分枝する。茎生葉は、単葉で深く切れ込み、裂片には鋸歯があり、対生する。7〜9月頃、枝先に散房花序を作り、黄色の小花を多数咲かせる。花冠は5裂し、雌しべ1本と雄しべ4本がつく。果実は長楕円形の痩果。

矮性種などの園芸品種がある。

日本（北海道～九州）、中国、東アジア

山野に自生する。強健で栽培容易。日当たり水はけ良く。

庭植え、鉢植え、切花。根は薬用に利用される。