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最終更新日:2019.2.1
タデ科
 
Fallopia(ファロピア)
ソバカズラ属
ファロピア属
名称

イタドリ(虎杖、痛取)

スカンポ
英名
Japanese knotweed
学名
Fallopia japonica var. japonica
Reynoutria japonica f. compacta
Reynoutria japonica
Polygonum cuspidatum var. compactum
Polygonum cuspidatum f. compactum
Polygonum cuspidatum
Polygonum compactum
Reynoutria japonica var. compacta
Fallopia japonica var. compacta
名の由来
「イタドリ」は、若葉をもんで患部に塗布すると痛みを取るからとされているが、実際はほとんど効果はない。
性状
多年草/冬季休眠/雄雌異株
大きさ
高さ:0.7~1.5m/葉身長:6~15cm/葉柄長:1~2cm/花径:3mm
形態

根茎は長く地中を這い、春に筍状の節がある芽を出す。若い茎は紅紫色の斑点があり、若葉は赤味を帯びる。茎は太く中空で多数の節があり、直立〜斜上し、上部で分枝する。葉は先が尖った長卵形で、縁はやや波打ち、全縁で互生する。葉柄の根元に鞘状の托葉があるが、花期には消失する。7~10月頃、枝先に花序を作る。花には花弁はなく白色の萼片が5深裂する。雄花は雄しべが花被片より長く突き出る。雌花は3個の花柱があり、雄しべは小さく、徐々に花被片3個が翼状になって、果実を包み込む。果実は3個の翼がある痩果。

品種
高山型の「オノエイタドリ(尾上虎杖、尾上痛取) Fallopia japonica var. compacta」、高山型で花が赤い「メイゲツソウ(明月草) Fallopia japonica var. compacta f. colorans」など、変種がいろいろある。
原産地
日本(北海道西部~九州)、朝鮮、中国、台湾
生育
日当たりの良い山や野原に自生。
利用
若い茎は柔らかくて酸味があり、山菜として食用にされる。根茎は漢方薬に用いられる。戦時中はタバコの葉の代用として利用された。
イタドリ
東京都中野区、道路脇土手
2007.9.15
イタドリ
東京都中野区、道路脇土手
2007.9.15
イタドリ
雄花
東京都中野区、道路脇土手
2007.9.15
イタドリ
雌花
東京都中野区、道路脇土手
2007.9.15

品種

特徴
斑入り葉。
イタドリ
東京都調布市、神代植物公園、展示会、鉢植え
2009.4.28
NOTE
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