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最終更新日:2019.2.15
タデ科
 
Rumex(ルメクス)
ギシギシ属
ルメクス属
名称

スイバ(酸い葉)

英名
Common sorrel
学名
Rumex acetosa
Acetosa pratensis
名の由来
「スイバ」は、植物体にシュウ酸を含んでおり、噛むと酸っぱいことから。
性状
多年草/ロゼット状で越冬/雌雄異株
大きさ
高さ:50~80cm/葉身長:10~20cm/花序長:20~30cm/果長:0.6~0.8cm
形態
黒褐色の根茎は肥大して木質化し、根は黄色い。茎は太く直立し、縦に稜線がある。根生葉は先が尖った長楕円形で、長い葉柄があり、基部は矢尻型になる。茎生葉は長楕円形で、上の方の葉には葉柄が無く茎を抱き、互生する。5~6月頃、茎上部が分枝し、多数の花穂をつける。花は淡緑色でやや赤味を帯びる。雌花の方が赤っぽい。花後、内花被片は翼状になる。果実は3稜形の痩果。花穂は果期に赤っぽくなる。冬には根生葉が赤くなり、ロゼット状で越冬する。
類似
ギシギシ」の花序は緑色から茶色に変わるが、「スイバ」は淡緑色でやや赤味を帯びる。
「ギシギシ」の果実は中央にふくらみがあるが、「スイバ」にはない。
「ギシギシ」は雌雄同株だが、「スイバ」は雌雄異株。
「スイバ」の葉の基部は矢尻型、「ヒメスイバ」の葉は鉾形で基部は横に張り出す。
原産地
日本(北海道~九州)、北半球の温帯
生育
日当たりの良い田の畦や荒地、原野などに自生する。
利用
日本では新芽を山菜として食用にする。ヨーロッパでは野菜として食用にし、栽培品種もあった。古代エジプトでは、食用の他に、薬用にも使われた。シュウ酸を多く含むため、大量に食べると中毒の恐れがある。
スイバ
雌株
千葉県習志野市、空き地
2008.4.26
スイバ
雄株
千葉県習志野市、緑地
2008.5.4
スイバ
雌花
千葉県習志野市、空き地
2008.4.26
スイバ
雄花
千葉県習志野市、緑地
2008.5.4
スイバ
果実
千葉県習志野市、緑地
2008.5.4
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