バラ科 |
ビワ属
エリオボトリア属
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名称 | ビワ(枇杷) |
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英名 | Japanese plum, Loquat |
学名 | Eriobotrya japonica |
名の由来 | 「ビワ」は、果実、または葉の形が楽器の琵琶に似ていることから。 |
性状 | 高木/常緑 |
大きさ | 高さ:5~10m/葉身長:15~25cm/花序長:10~20cm/花径:15mm/果径:3~4cm/種子長:1.5~2.5cm |
形態 | 幹から多くの枝を出し、不整形ないし半球の樹形になる。小枝は太く毛が多い。葉は互生し、葉柄は短い。葉は長楕円形で厚くて堅く、表面が葉脈ごとに波打つ。縁には波状の鋸歯があり、裏に毛が密生する。11~翌1月頃、当年枝の先端に円錐花序を作り、芳香のある白い花を咲かせる。花弁は5枚。葯には毛が密に生えている。自家受粉が可能で、6月頃に卵形をした黄橙色の実をつける。果実は梨状果で、全体が薄い産毛に覆われている。 |
品種 | 「モギ(茂木)」、「タナカ(田中)」、「ミズホ(瑞穂)」などの栽培品種がある。葉に斑の入るものもある。 |
原産地 | 中国南西部 |
生育 | 温暖な地域で栽培される。地植えは関東以西。実が未熟なときに寒害を受けやすい。実を大きくするためには摘蕾や摘果をする。実生の場合、結実までに7年ほどかかる。 |
利用 | 果樹、庭木。果実は食用、葉は乾燥させてビワ茶とされる他、生薬として用いられる。材は、粘り強いので櫛や木刀などに利用される。 |