ホルトノキ科 |
ホルトノキ属
エラエオカルプス属 |
名称 | ホルトノキ(ホルトの木)モガシ(茂樫) |
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学名 | Elaeocarpus zollingeri var. zollingeri
Elaeocarpus ellipticus
Elaeocarpus sylvestris
Elaeocarpus sylvestris var. ellipticus
Elaeocarpus decipiens |
名の由来 | 「ホルトノキ」は、平賀源内が紀州でこの木を見て、ポルトガル由来でモクセイ科の「オリーブ」と誤解したため。 |
性状 | 高木/常緑 |
大きさ | 高さ:10~15m/葉身長:5~12cm/葉柄長:5~15mm/花径:6~8mm/果長:2cm |
形態 | 上部でよく分枝し、円い樹冠を形成する。葉は先が尖った長楕円形で、やや厚みがあり、低い鋸歯がある。葉は、季節に関係なく古くなると赤く色づき落葉するので、年中赤い葉がぽつぽつと混ざる。7~8月頃、葉腋に総状の花序を作り、白い釣鐘型の5弁花を咲かせる。花弁は先端が糸状に裂け、萼片は花弁と交互につく。雄しべは開花直後は淡い橙色で、やがて黒褐色になり脱落する。基部には橙色の腺体がある。果実は楕円形の核果で、冬に熟すが色は緑色のまま。 |
類似 | 「ホルトノキ」は葉のほぼ全体ににぶい鋸歯がある。年中赤い葉がぽつぽつと混ざる。 「ヤマモモ」の葉は全縁、または先端部にわずかに鋸歯がある。 |
原産地 | 日本(本州千葉県以西、四国、九州、沖縄)、朝鮮南部、琉球、台湾、中国、インドシナ |
生育 | 暖かい沿岸域に生育する。 |
利用 | 庭木、公園樹、街路樹。材は建築材、器具材。樹皮は染料、果実は食用となる。 |