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最終更新日:2023.5.19
マツ科
 
Pinus(ピヌス)
マツ属
ピヌス属
名称

アカマツ(赤松)

メマツ(雌松)
英名
Japanese red pine
学名
Pinus densiflora
Pinus densiflora f. subtrifoliata
名の由来
「アカマツ」は、樹皮が赤いことに由来。
「メマツ」は、「オマツ=クロマツ」と比較してやさしく女性っぽいことから。
性状
高木/常緑/雌雄異花
大きさ
高さ:20~30m/葉身長:7~12cm/球果長:4~5cm/種子長:4~5mm、(翼を含む)12~18mm
形態
若木のうちは樹皮は明るい赤褐色で、鱗片となりはがれる。老木になると、下のほうの樹皮は灰黒色で厚く、亀甲状に割れ目が入る。葉は鮮やかで明るい緑色の針状で、2本が対になった二葉松。短枝と呼ばれる短い枝から生え、葉の基部には葉鞘がある。4月頃、1年枝の基部に多数の黄色い雄花が、先端に赤褐色の雌花が1~3個つく。翌年の秋に“松ぼっくり”もしくは“松笠”と呼ばれる球果が熟し、鱗片が開いて、種子を散布する。種子には羽根がついており、風散布される。
類似
「アカマツ」は、葉は細めで柔らかく、鮮やかで明るい緑色。樹皮は明るい赤褐色。
「クロマツ」は、葉は太めで硬く、くすんだ深い緑色。樹皮は灰黒色。
品種
変異が多く、「クロマツ」との雑種もある。園芸品種もいろいろある。
原産地
日本(北海道南部~沖縄)、朝鮮南部
生育
痩せ地でよく育つ。日当たりと水はけ良く。毎年の剪定、整枝は欠かせない。先端の成長点を切られると二度とそこから枝は出ない。
利用
庭園樹、公園樹、景観木、盆栽。材は木造建築用の梁や桁などに利用される。松脂は燃料、粘着剤、生薬、香料、滑り止め、紙の添加剤などに用いられる。
アカマツ
東京都新宿区、新宿御苑
2008.7.21
アカマツ
東京都新宿区、新宿御苑
2008.7.21
アカマツ
東京都調布市、神代植物公園
2009.2.18
アカマツ
東京都新宿区、新宿御苑
2008.7.21
アカマツ
老木の幹
東京都調布市、神代植物公園
2009.2.18

品種

名称

ジャノメアカマツ(蛇の目赤松)

学名
Pinus densiflora ‘Oculus-draconis’
特徴
針葉の根元にクリーム色の斑が入る。樹高は低く、樹形は横に広がる。
ジャノメアカマツ
千葉県習志野市、住宅、鉢植え
2019.7.28
ジャノメアカマツ
千葉県習志野市、住宅、鉢植え
2019.7.29
名称

シダレアカマツ(枝垂れ赤松)

テンモクショウ(天目松)
アカマツ(赤松)‘ペンデュラ’
学名
Pinus densiflora ‘Pendula’
特徴
枝垂れ品種。
シダレアカマツ
千葉県習志野市、住宅
2022.1.14
名称

タギョウショウ(多行松)

学名
Pinus densiflora ‘Umbraculifera’
Pinus densiflora f. umbraculifera
特徴
根元からたくさんの幹が分かれて立ち上がり、樹高が低い。
タギョウショウ
東京都江東区、木場公園
2021.5.3
タギョウショウ
東京都新宿区、新宿御苑
2008.7.21
NOTE
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