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最終更新日:2023.6.4
マツ科
 
Tsuga(ツガ)
ツガ属
名称

コメツガ(米栂)

学名
Tsuga diversifolia
名の由来
「コメツガ」は、葉が米粒のようなので。
「米栂」の漢字だけだと、「コメツガ」と発音するか「ベイツガ」と発音するかで、種類が違ってくるので注意が必要。「ベイツガ(米栂)=アメリカツガ(アメリカ栂) Tsuga heterophylla」。
性状
低木〜高木/常緑/雌雄異花
大きさ
高さ:3~25m/葉身長:0.5~1.5cm/果長:1.5〜2.5cm
形態
幹は直立し、円錐樹形になるが、あまりまとまりがなく、森林限界、風衝地では低木状になる。樹皮は灰褐色で、細長い鱗片状に剥がれる。枝には微毛がある。葉は硬く、光沢がある濃緑色の線形で、葉裏に2本の気孔線があり、先端はわずかに凹む。6月頃、雄花雌花ともに、前年枝の枝端に単生する。雄花は黄褐色で卵形、雌花は赤褐色で卵形。果実は球果で横向き〜下向きにつき、はじめは緑色、10月頃に褐色に熟す。成熟すると鱗片が脱落し、種子を散布する。
原産地
日本(本州(中部地方以北)、四国、九州(祖母山))
生育
山岳地帯に自生。耐陰性、耐寒性に優れるが、暑さにはやや弱い。
コメツガ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2022.1.28
コメツガ
茨城県つくば市、森林総合研究所
2022.2.16
コメツガ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2022.1.28
コメツガ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2022.1.28
コメツガ
茨城県つくば市、森林総合研究所
2022.2.16
コメツガ
葉裏
茨城県つくば市、森林総合研究所
2022.2.16
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