マメ科 |
ハリエンジュ属
ロビニア属
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名称 | ニセアカシア(贋アカシア)ハリエンジュ(針槐) |
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英名 | False acacia, Black locust |
学名 | Robinia pseudoacacia |
名の由来 | 「ニセアカシア」は、明治期に「アカシア」の名で日本に導入されたが、後に本来の「アカシア Acacia spp.」が導入されたため。 「ハリエンジュ」は、枝葉が「エンジュ」に似ていて枝や幹に棘があるので。 |
性状 | 高木/冬季落葉 |
大きさ | 高さ:15~25m/葉長:12~25cm/小葉長:3~5cm/花序長:10~15cm/花長:20mm/果長:5~10cm |
形態 | 枝を広げてこんもりした樹形になる。樹皮は淡褐色で、ゴツゴツした縦の割れ目が目立つ。枝には托葉の変化した鋭い棘がある。葉は奇数羽状複葉で互生する。5~6月に、1年枝の葉腋に総状花序がつき、白り芳香がある花をたくさん垂れ下げて咲かせる。果実は無毛の豆果で、落葉後も残る。 |
品種 | 棘のない品種の「トゲナシハリエンジュ R. pseudoacacia f. inermis」がよく植栽されるが、2代目は棘が出る。葉色がライムグリーンで、あまり花の咲かない園芸品種がある。 |
原産地 | 北アメリカ東部 |
生育 | 強健で栽培容易。成長が非常に早く、土地を選ばず耐寒性が強く乾燥地でも成育する。野生化して帰化植物にもなっている。 |
利用 | 庭木、街路樹、公園樹、海岸の防風林、砂防植栽。樹皮は有毒。 |