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最終更新日:2023.11.29
マンサク科
 
Hamamelis(ハマメリス)
マンサク属
ハマメリス属
名称

マンサク(満作、万作)

学名
Hamamelis japonica
名の由来
「マンサク」は、“まず咲く”という意味から。花が枝に満ちるという意味との説もある。
性状
低木~小高木/冬季落葉
大きさ
高さ:2~6m/葉身長:5~10cm/花弁長:12~15mm/果長:10~12mm/種子長:8mm
形態
株立ち状になり、主幹が立たない。葉は左右が非対称で、厚く、葉脈が目立ち、波状の鋸歯があり、互生する。若葉には星状毛があるが、やがて成葉になると落ちる。秋には黄葉して、落葉する。2~3月に、葉に先だって、短い花序軸に2~4個の花をまとまって咲かせる。花は黄色い縮れたひも状の4花弁で、萼片はあずき色。果実は、卵形の蒴果で、秋に黒く熟し、2個の種子を出す。
類似
「マンサク」は葉が小さく、秋には落葉する。
シナマンサク」は葉が大きく、春の花期まで葉が枝に残る。
品種
変種がいろいろある。
原産地
日本(北海道南部~九州)
生育
日当たり良く。土質は選ばない。放任してよいが、小さくまとめたい時は、剪定は花後にする。
利用
庭木、公園樹、花材。
マンサク
東京都新宿区、新宿御苑
2006.2.22
マンサク
東京都新宿区、新宿御苑
2006.2.22
マンサク
千葉県八千代市、京成バラ園
2021.2.22
マンサク
千葉県八千代市、京成バラ園
2021.2.22
マンサク
千葉県八千代市、京成バラ園
2021.2.22
マンサク
千葉県習志野市、緑地
2023.3.5
マンサク
千葉県八千代市、京成バラ園
2021.2.22
マンサク
千葉県習志野市、緑地
2021.2.26
マンサク
東京都新宿区、新宿御苑
2006.2.22
マンサク
東京都調布市、神代植物公園
2009.4.28
マンサク
千葉県習志野市、緑地
2023.3.5

品種、変種

名称

ニシキマンサク(錦満作、錦万作)

学名
Hamamelis japonica f. flavo-purpurascens
解説
日本海側の山地に分布する。
形態
花弁の基部が紅色を帯びる。
ニシキマンサク
東京都新宿区、新宿御苑
2006.2.22
名称

アテツマンサク(阿哲満作、阿哲万作)

学名
Hamamelis japonica var. bitchuensis
解説
本州中国地方と愛媛県に自生する。最初に発見されたのが岡山県阿哲地方だったことから名がついた。
形態
若葉の褐色の星状毛が、成長してもそのまま残る。萼片が黄色い。
アテツマンサク
東京都文京区、小石川植物園
2022.2.8
アテツマンサク
東京都文京区、小石川植物園
2022.2.8
アテツマンサク
東京都文京区、小石川植物園
2009.2.10
アテツマンサク
東京都文京区、小石川植物園
2022.2.8
名称

マルバマンサク(丸葉満作、丸葉万作)

学名
Hamamelis japonica var. obtusata
解説
北海道南部〜日本海側に自生する日本海側変種。
形態
葉は倒卵形~倒卵状円形で、葉先は丸い。
マルバマンサク
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.3.3
名称

アカバナマンサク(赤花満作、赤花万作)

学名
Hamamelis japonica var. obtusata f. incarnata
解説
「マルバマンサク」の品種。
形態
花弁が赤い。萼片は黒っぽい臙脂色。
アカバナマンサク
千葉県千葉市、三陽メディアフラワーミュージアム
2021.2.21
アカバナマンサク
千葉県千葉市、三陽メディアフラワーミュージアム
2021.2.21
NOTE
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