名称 | イボタノキ(水蝋の木) |
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英名 | Border privet |
学名 | Ligustrum obtusifolium |
名の由来 | 「イボタノキ」は、樹皮に“イボタロウムシ”という貝殻虫が寄生することから。これが蝋を分泌し、家具などの艶出しに使われる。 |
性状 | 低木~小高木/常緑または冬季落葉 |
大きさ | 樹高:2~5m/葉長:2~5cm/花序長:2~4cm/花長:7~9mm/果長:6~7mm |
形態 | 主幹を立てるが、基部から多くの枝を出す。樹皮は灰白色で小さな斑点の皮目がある。若枝には毛がある。葉の先端は丸く、全縁の長楕円形で、光沢はなく、対生する。葉は暖地では常緑、寒冷地では落葉する。5月頃、1年枝の先から円錐花序をだして芳香のある白い花を多数つける。花冠は4裂して裂片が反り返る。長い2個の雄しべが突き出す。雄しべの葯はクリーム色。果実は長楕円形で、12月頃に粉っぽい黒紫色に熟す。 |
原産地 | 日本(北海道~九州)、朝鮮半島、中国 |
生育 | 強健で、各種公害にも強く、刈り込みにも耐える。 |
利用 | 庭木、公園樹、生け垣。強健なことから「ライラック」の台木として利用される。 |