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最終更新日:2016.7.4
ヤシ科
 
Butia(ブティア)
ブラジルヤシ属
ブティア属
名称

ココスヤシ(ココス椰子)

学名
Butia yatay / Butia capitata
解説
「ヤタイヤシ」と「ブラジルヤシ」はよく似ており、2種の交配種もある。日本では交配種がほとんどで、同定は困難なため、この両種を「ココスヤシ」と総称する。
名の由来
「ココス」は旧学名のココス属から。
性状
小高木〜高木/常緑
大きさ
高さ:6~10m/葉長:1.5〜2m/花径:1.5cm/果径:2〜3cm
形態

幹は分枝せず、垂直に伸びる。葉は羽状複葉で、灰色を帯びた白っぽい青緑色で、茎頂に叢生する。小葉は披針形で、細かい棘状の鋸歯があり、基部は山型に折れ目が入る。葉が枯れたあとも葉柄が長い間残り、下の方から徐々に脱落し、幹にうろこ状の模様が残る。7~8月頃、大きな肉穂花序に薄黄色〜臙脂色の花を咲かせる。花序は最初こん棒のような苞に包まれており、やがて縦に切れ目ができて花序が露出する。果実は楕円球形の液果で、9~10月頃、橙色〜赤橙色に熟す。

原産地
ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ
生育
生育は非常に遅い。耐寒性は強い。
利用
庭植え、公園樹、鉢植え観葉。果実は生食できる。
名称

ヤタイヤシ(ヤタイ椰子)

英名
Yatay palm
学名
Butia yatay
特徴
葉がやや大きい。果実がやや大きく、赤味が強い。
名称

ブラジルヤシ(ブラジル椰子)

英名
Jelly palm
学名
Butia capitata
特徴
葉がやや小さい。葉柄の基部が長期間残りやすい。果実がやや小さく、黄色味が強い。
ココスヤシ
東京都江東区、夢の島熱帯植物館
2010.4.18
ココスヤシ
葉の基部
千葉県千葉市、三陽メディアフラワーミュージアム
2013.9.13
ココスヤシ
小葉の基部
千葉県千葉市、三陽メディアフラワーミュージアム
2013.9.13
ココスヤシ
千葉県千葉市、街路樹
2016.7.1
ココスヤシ
花と苞
千葉県千葉市、街路樹
2016.7.1
ココスヤシ
果実と苞
千葉県千葉市、三陽メディアフラワーミュージアム
2013.9.13
ココスヤシ
果実と苞
千葉県千葉市、三陽メディアフラワーミュージアム
2013.9.13
ココスヤシ
果実
東京都江東区、夢の島熱帯植物館
2012.9.16
ココスヤシ
果実
東京都江東区、夢の島熱帯植物館
2012.9.16
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