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最終更新日:2025.6.1
ユズリハ科
 
Daphniphyllum(ダフニフィルム)
ユズリハ属
ダフニフィルム属
名称

ユズリハ(譲葉、楪、交譲木)

学名
Daphniphyllum macropodum subsp. macropodum
Daphniphyllum himalaense subsp. macropodum
Daphniphyllum membranaceum
名の由来
「ユズリハ」は、初夏に新葉が展開した後に、古い葉が落葉することから。
性状
高木/常緑/雌雄異株
大きさ
高さ:4〜10m/葉身長:15~20cm/葉柄長:4~6cm/花序長:4~8cm/果長:1cm
形態
幹は直立する。樹皮は灰褐色で皮目がある。葉は深緑色で光沢があり、先が尖った長楕円形で、互生し、枝先に密に集まって輪生状につく。葉柄は長く、赤色を帯びることが多い。枝先に若葉が上向きに成長し始める頃、古い葉は下を向き、初夏には落葉する。4~5月頃、前年の葉腋から総状の花序を出す。雄花の蕾は赤味を帯びているが、開くと葯は黒くなる。雌花は柱頭が白緑色。果実は長球形の核果で、10~12月頃、白っぽく粉をふいたような黒紫色に熟す。
類似
「ユズリハ」は小高木。葉は厚い革質で、互生し、枝先に輪生状に集まる。葉裏は粉白色。古い葉は枝先に垂れてつく。
ヒメユズリハ」は小高木。葉は厚い革質で、互生し、枝先に集まる。葉裏は黄緑色。古い葉も垂れ下がらない。
エゾユズリハ」は低木で、多雪地帯では地上を這うように成長する。葉は薄い革質で、互生し、枝先に密に集まる。葉裏は緑白色。古い葉は枝先にやや垂れてつく。
品種
斑入り葉のもの、葉柄が赤くならないものがある。
原産地
日本(本州中部~沖縄)、朝鮮南部、中国
生育
暖地に適す。日陰に耐える。成長は遅い。
利用
庭木、公園樹。新旧の世代が交代して絶えることなく続くということから、縁起の良い物として正月や祝い事の飾り物として用いられる。
ユズリハ
東京都新宿区、集合住宅
2006.4.18
ユズリハ
千葉県習志野市、住宅
2016.4.19
ユズリハ
東京都新宿区、集合住宅
2006.4.18
ユズリハ
東京都新宿区、街路樹
2006.12.11
ユズリハ
千葉県習志野市、緑地帯
2006.12.31
ユズリハ
雄花
千葉県習志野市、住宅
2016.4.19
ユズリハ
雌花
東京都新宿区、集合住宅
2006.4.30
ユズリハ
果実
東京都新宿区、街路樹
2006.12.11
NOTE
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