コバノガマズミ（小葉の蒲染）

低木／冬季落葉

高さ：2～4m／葉身長：4～9cm／葉身幅：2～4cm／葉柄長：2～6mm／花序径：3～6cm／花径：5mm／果長：5～7mm

樹皮は灰褐色で、よく分枝する。葉は先が尖った卵形～楕円状披針形で、濃緑色で葉脈が目立ち、鋭い鋸歯があり、対生する。葉柄の基部には線形の托葉がある。4～5月頃、枝先に散形花序を作る。花は白色の5弁花で、5本の雄しべが花弁よりも長く伸びる。果実は長球形の核果で9～10月頃に赤くなり、11月頃に黒味がかって熟す。

「ガマズミ」は、葉が大きく、葉柄が長く、鋸歯は粗い。花が大きい。花期は5～6月。
「コバノガマズミ」は、葉が小さく、葉柄が短く、線形の托葉があり、鋸歯は鋭い。花が小さい。花期は4～5月。

日本（本州（福島県以西）、四国、九州）

山野に自生する。

庭木。果実は果実酒に利用される。