モクセイ科 |
ヒトツバタゴ属
キオナントゥス属 |
名称 | ヒトツバタゴ(一葉タゴ)ナンジャモンジャノキ(なんじゃもんじゃの木) |
---|---|
英名 | Chinese fringetree |
学名 | Chionanthus retusus
Chionanthus retusus var. serrulatus
Chionanthus retusus var. coreanus |
名の由来 | 「ヒトツバタゴ」は、「タゴ=トネリコ」に似ているが、「トネリコ」が羽状複葉であるのに対し、単葉なので。 「ナンジャモンジャノキ」は、名前が分からない木につけられる名称なので、この名で呼ばれる別種の木もいくつかある。 |
性状 | 高木/冬季落葉/雌雄異株、または同株異花 |
大きさ | 高さ:20〜30m/葉身長:3~12cm/花序長:3~12cm/花長:15~20mm/果長:1〜1.5cm |
形態 | 樹皮は灰黒色で、成長すると縦に裂ける。葉は全縁の先が尖った長楕円形で、対生する。雄株と両性株があり、全くの雌株はない。4~5月に、当年枝の先に円錐花序をつける。花は純白色で、花冠が付け根まで深く4裂する。果実は長球形の核果で、9月頃紫黒色に熟す。種子は縦じわがある。 |
類似 | 「ヒトツバタゴ」は、樹高が高く、生育が遅く、開花するまでに年月を要する。葉はやや小さめで、裏面に毛がある。花弁はやや幅広で、芳香がない。 「アメリカヒトツバタゴ」は、樹高が低く、若木のうちから花をつける。葉はやや大きめで、裏面には毛が少ない。花弁は細長く、芳香がある。 |
品種 | 若木のうちから花を咲かせる「一才ヒトツバタゴ」がある。 |
原産地 | 日本(長野、岐阜、愛知各県の一部)、対馬、朝鮮、台湾、中国大陸の一部 |
生育 | 生育が遅く、開花するまでに約10年を必要とするといわれる。日当たり、水はけの良い肥沃な土壌に。強健で栽培容易。 |
利用 | 庭木、公園樹。 |
名称 | イッサイヒトツバタゴ(一才一葉タゴ) |
---|---|
学名 | Chionanthus retusus cv. |
特徴 | 若木のうちから花を咲かせる。葉も花も小振り。 |