ヤマモモ科 |
ヤマモモ属
モレラ属 |
名称 | ヤマモモ(山桃、楊梅) |
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英名 | Red bayberry |
学名 | Morella rubra
Myrica rubra
Myrica rubra var. acuminata |
名の由来 | 「ヤマモモ」は、山に生え、桃の様な果実をつけることから。 |
性状 | 高木/常緑/雌雄異株 |
大きさ | 高さ:20m/葉身長:6~12cm/雌花序長:1cm/雄花序長:2~4cm/果径:1.5~2cm/種子長:7mm |
形態 | 幹は直立、または半株立ち状になり、太い枝を出して半球状の樹冠を作る。葉は革質で艶があり、先が尖った長楕円形〜長倒卵形で、密に螺線状に互生する。若木の葉は鋸歯が大きく、成木になると全縁になる。3~4月頃、2年枝の先端部の葉腋に、穂状花序を作り、花被のない花を咲かせる。雄花は雄しべ5~8個が集まり、雌花は暗赤色で花柱が2裂する。果実は球形の核果で、6~7月頃、赤色〜暗赤色に熟す。果実の表面には粒状の突起がある。 |
類似 | 「ホルトノキ」は葉のほぼ全体ににぶい鋸歯がある。年中赤い葉がぽつぽつと混ざる。 「ヤマモモ」の葉は全縁、または先端部にわずかに鋸歯がある。 |
品種 | 果実が白いものがある。食用の栽培品種がいろいろある。 |
原産地 | 日本(関東~沖縄)、中国南部、台湾、フィリピン |
生育 | 海岸や低山の乾燥した尾根など、痩せ地に自生する。肥料はあまり必要ない。やや粘土質の土を好む。潮風にも強い。繁殖は接ぎ木か実生で、挿し木は困難。 |
利用 | 果樹、庭木、庭園樹、公園樹、街路樹。果実は食用になり、生食やジャム、果実酒などに利用。 |