マメ科 |
エンドウ属
ピスム属
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名称 | エンドウ(豌豆) |
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英名 | Pea |
学名 | Pisum sativum |
性状 | 一年草(秋~翌夏の越年性、または春~夏)/蔓性(巻きヒゲ) |
大きさ | 高さ:80~150cm/小葉長:2~5cm/花径:30mm/果長:5~8cm |
形態 | 茎は中空でやや四角張り、直立するが軟弱。葉は1~3対の小葉があり、先端は巻きヒゲになって二股に分岐する偶数羽状複葉で、互生する。小葉は卵形または楕円形で全縁。葉の付け根には大きく茎を包む托葉があり、下半部に鋸歯がある。春に葉腋から先端が二股になった長い花柄を出し、2個の赤紫色または白の蝶形花をつける。花後できる果実は豆果で線状長楕円形、5個程の種子を含む。種子は丸く、緑色、黄白色、褐色、または斑紋や斑点の入るものなどがある。 |
品種 | 完熟して乾燥した豆を収穫して利用する「硬莢種(こうきょうしゅ) P. sativum subsp. arvense」と、未熟な莢をサヤエンドウとして利用したり、乾燥前の豆をグリーンピースとして利用する「軟莢種(なんきょうしゅ) P. sativum subsp.hortense」がある。日本での栽培種には、グリーンピースを食べる「碓井豌豆(うすいえんどう)」、未熟な莢を食べる「絹莢豌豆(きぬさやえんどう)」、「オランダエンドウ」、生長しても莢が固くならない「スナップエンドウ」などがある。 |
原産地 | 中央アジア、地中海沿岸 |
生育 | 酸性土壌に弱いので石灰で土壌酸度を調整する。連作障害がでやすい。移植を嫌う。支柱を立て誘引が必要。 |
利用 | 乾燥種子、生豆(グリンピース)、未熟な莢を食用にする。また、中国ではモヤシのように発芽させたものを豆苗といって、食用にする。 |