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最終更新日:2024.1.1
ミカン科
 
Orixa(オリクサ)
コクサギ属
オリクサ
名称

コクサギ(小臭木)

学名
Orixa japonica
Orixa japonica f. velutina
Orixa japonica f. glabrifolia
名の由来
「コクサギ」は、葉に臭いがあり、小型の木なので。
japonica」は、“日本の”の意。
性状
低木/冬季落葉/雌雄異株
大きさ
高さ:1.5〜3m/葉身長:6~10cm/葉身幅:3〜7cm/葉柄長:2~7mm/雄花序長:2~4cm/雌花径:4mm
形態
幹は直立し、よく分枝する。樹皮は灰白色〜灰褐色で皮目がある。枝や葉には独特の臭気がある。葉は薄くて柔らかく、光沢があり、先が尖った倒卵形〜長倒卵形で、裏面には毛が生える。葉のつき方は右、右、左、左と2枚ずつの葉が互生するコクサギ型葉序。4〜5月頃、葉の展開のすぐ後に前年枝の葉腋に花を咲かせる。雄花は10数個の花が総状花序になり、雌花は単生する。花弁と萼片は各4個で淡緑色。果実は4つの分果からなる分離果で、秋に熟すと淡褐色になって裂け、種子をはじき出す。種子は光沢がある黒色。
原産地
日本(本州、四国、九州)、朝鮮半島南部、中国(中南部、東南部)
生育
低地、低山地の湿った林内などに自生する。水辺、石灰岩地を好む。
利用
根は薬用に利用される。枝や葉の煎液は家畜の駆虫に利用される。かつては枝や葉を汲み取り便槽に入れて蛆虫駆除に利用された。
コクサギ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.4.6
コクサギ
コクサギ型葉序
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.4.6
コクサギ
雌株
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.4.6
コクサギ
雌株
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.4.6
コクサギ
雄株
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.4.6
コクサギ
雄株
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.4.6
コクサギ
雄株
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.4.6
コクサギ
雄株
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.4.6
コクサギ
雄株
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.4.6
コクサギ
雌株
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.4.27
コクサギ
雌株
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.5.26
コクサギ
雌株
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2022.1.28
コクサギ
雌株
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2022.1.28
コクサギ
雄花
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.4.6
コクサギ
雌花
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.4.6
コクサギ
果実(未熟)
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.4.27
コクサギ
種子が出た後の果実
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2022.1.28
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