レンプクソウ科 |
ニワトコ属
サンブカス属
サンブクス属
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名称 | ニワトコ(接骨木、庭常) |
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英名 | Red elderberry |
学名 | Sambucus racemosa subsp. Sieboldiana |
名の由来 | 「接骨木」は、接骨の治療に枝の黒焼きを使用したことから。 |
性状 | 低木/冬季落葉 |
大きさ | 高さ:3~6m/小葉長:5~15cm/花序径:8~12cm/花径:3~5mm/果径:4mm |
形態 | 根元から勢いのある太い茎が出て株立ちとなる。若枝は淡緑色~淡褐色、古枝は樹皮が縦に裂け灰褐色で、コルク質が発達する。葉は小葉5~9枚の奇数羽状複葉で、対生する。小葉は先の尖った長楕円形~広楕円形で細かい鋸歯があり、基部は円形。葉柄の基部には蜜腺がある。4~5月頃、葉の展開と同時に本年枝の先に円錐花序を出し、淡黄白色の小さな花を多数つける。花は薄黄緑色で花冠は5深裂して反り返る。雌しべは赤紫色で先端が3つに分かれ、雄しべは黄色で5本。果実は卵球形で、夏に赤く熟す。 |
類似 | 基本種は、ヨーロッパ、西アジアに広く分布する「セイヨウアカミニワトコ(西洋赤実接骨木) S. racemosa」。原産地以外の差異は不明。 |
原産地 | 日本(本州~沖縄)、朝鮮、中国 |
生育 | 明るい谷筋や林縁などに自生する。 |
利用 | 庭木、公園樹。蕾、茎、葉、根は薬用に利用される。若芽は山菜として食用になる。 |