ウリ科 |
カラスウリ属
トリコサンテス属 |
名称 | キカラスウリ(黄烏瓜) |
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学名 | Trichosanthes kirilowii var. japonica |
名の由来 | 「キカラスウリ」は、「カラスウリ」に似て、黄色い実をつけることから。 |
性状 | 多年草/冬季落葉/蔓性(巻きヒゲ)/球根(塊根)/雌雄異株 |
大きさ | 葉長:8~15cm/花径:80~100mm/果長:100mm |
形態 | 地下の塊根に養分を貯える。茎は軟弱で、巻きヒゲで他物に絡みつきながら成長する。葉は心形で3〜5浅裂し、粗い鋸歯があり、長い葉柄があり、互生する。葉には毛がほとんどなく光沢がある。巻きヒゲは葉腋から出る。7〜9月頃、雄花は葉腋に数個、雌花は葉腋に単生してレース状の白い花を咲かせる。花は日が落ちる頃に開き、翌日の午前中には萎む一日花。受粉は夜間、スズメガ類によってなされる。果実は楕円球形の液果で、9~11月、葉が枯れる頃に黄土色に色づいて熟す。種子は褐色で、扁平な楕円形。 |
類似 | 「カラスウリ」の花は、夜明け前には萎む。果実は朱赤色。種子は黒く、打出の小槌のような凹凸がある形をしている。 |
原産地 | 日本(北海道~奄美大島) |
利用 | 塊根からとった澱粉は、“天瓜粉=天花粉”になる。根は止瀉、解熱薬として、種子は鎮咳、去痰、鎮痛薬として使用。果肉は乾燥すると甘味があり食用になる。 |