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最終更新日:2014.9.1
カバノキ科
 
Carpinus(カルピヌス)
クマシデ属
カルピヌス属
名称

クマシデ(熊四手、熊紙垂)

カナシデ(金四手、金紙垂)
英名
Japanese hornbeam
学名
Carpinus japonica
名の由来
「クマシデ」の「シデ」は、果穂を四手に見立てた。四手とは、しめ縄や玉串などに垂れ下がる、細長く切った紙のこと。「クマ」は、「シデ」の仲間の中では、最も果穂が大きいので。
性状
高木/冬季落葉/雌雄異花
大きさ
高さ:10~15m/葉身長:5~10cm/葉柄長:0.8~1.5cm/雄花序長:4~5cm/果穂長:5~10cm/果苞長:1.5~2.2cm
形態
樹皮は灰褐色で、縦に網目模様ができる。若木では平滑だが、やがて縦に割れ目が入る。葉は先が尖った長卵形〜披針状長楕円形で、20~24対の著しい側脈があり、重鋸歯があり、互生する。葉表はほぼ無毛で、葉裏には脈上にがある。4月頃、新芽の展開より早く、または同時に花が咲く。雄花序は黄褐色で、前年枝の葉腋から下垂する。雌花序は本年枝の先の新芽の中に出る。花が終わると、大量の雄花序が落下する。根元に堅果がついた葉のような果苞が対生して連なり、花穂となる。果苞は先が尖った長卵形で、粗い鋸歯があり、密にぎっしりつく。果実は10月頃熟す。
原産地
日本(本州岩手県以南、四国、九州)、朝鮮半島、中国
生育
日当たりのよい山地に自生する。
利用
庭園樹、公園樹、盆栽。シイタケのほだ木。材は農工具の柄、ステッキなど。かつては炭材として利用された。
クマシデ
花が咲いている
千葉県習志野市、香澄公園
2014.4.2
クマシデ
花が咲いている
千葉県習志野市、香澄公園
2014.4.2
クマシデ
実がなっている
千葉県柏市、柏の葉公園
2013.10.7
クマシデ
東京都文京区、小石川植物園
2008.7.29
クマシデ
東京都文京区、小石川植物園
2008.7.29
クマシデ
果実
千葉県柏市、柏の葉公園
2013.10.7
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