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最終更新日:2016.2.1
ガマ科
 
Typha(ティファ)
ガマ属
ティファ属
名称

ヒメガマ(姫蒲)

英名
Small reedmace, Narrow leaf cattail
学名
Typha angustifolia
名の由来
「ヒメガマ」は、「ガマ」に比べて葉が細いことから。
性状
多年草/常緑(温帯では冬季休眠)/球根(根茎)/水性(湿性〜挺水)
大きさ
高さ:1〜2m/葉長:1〜2m/葉幅:0.5〜1.2cm/雌花序長:6~20cm
形態

地下茎が地中を縦横に走り、群落を形成する。葉は、白緑色の剣状。6~7月頃に花茎を立ち上げ、茎頂に肉穂花序を作る。花序は上が雄花序、その下に雌花序ができ、雄花序と雌花序の間は5cm程度の隙間があり、軸が見える。雄花序はベージュ色で、軸には1〜4個の節があり、節には苞葉がつく。雌花序基部にも苞葉がある。苞葉は早くに脱落する。雌花序は薄緑色から次第に茶色になり、ソーセージの串刺しのような姿になる。果穂は冬には崩れて白っぽい綿状になって風で飛ばされる。

類似

ガマ」は葉幅が広く、果穂が大型。雄雌花序の間に隙間は無い。
「ヒメガマ」は葉幅が細く、果穂が細い。雄雌花序の間に隙間があり、茎が見える。
「コガマ」は葉幅が細く、果穂が小型で下部が細くなる。雄雌花序の間に隙間は無い。

原産地
日本(北海道〜沖縄)、アジア、アメリカ、北アフリカ、ヨーロッパ
生育
川岸、沼沢地や湿地などに自生する。
利用
庭植え(池など)、鉢植え(腰水栽培)、切り花。
ヒメガマ
茨城県つくば市、筑波実験植物園、池
2012.7.10
ヒメガマ
茨城県つくば市、筑波実験植物園、池
2012.7.10
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