セリ科 |
ウイキョウ属
フォエニクルム属
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名称 | フェンネルウイキョウ(茴香) |
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英名 | Fennel |
学名 | Foeniculum vulgare |
性状 | 多年草/冬季休眠 |
大きさ | 高さ:1~2m/葉身長:20〜50cm/葉柄長:5〜20cm/花序径:15cm/花径:2mm/果長:0.7~1cm |
形態 | 冬季は地上部が枯れて休眠し、早春に長い葉柄の葉を根生させる。葉は付け根付近で互生して重なる。暖かくなると茎を伸ばし、上部で分枝する。茎は地際から叢生する。茎は円柱状で柔らかく、白色を帯びた淡緑色。葉は3~4回奇数羽状複葉で、小葉は細長い糸状。下部の葉は長い葉柄があり、基部には葉鞘があり、茎を抱く。上部では葉柄は短くなる。6~8月頃、茎頂に複散形花序を作る。花は黄色の5弁花で、花弁は中心に向かってくるりと巻き込む。雄しべは5個で、葯は黄色。果実は長楕円形で縦に筋があり、薄茶色に熟す。 |
品種 | 株元が肥大して野菜として利用されるものや、葉色が違う観賞用の品種などがある。 |
原産地 | 地中海沿岸 |
生育 | 風通しがよく日当たりが良い場所を好む。夏は涼しく、排水のいい砂質地で。 |
利用 | 消化促進、消臭、肥満防止に効果があるハーブ。花はドライフラワーに利用される。葉茎は、スープや煮込み料理などの食用になる。フェンネルシードと呼ばれる種子は、甘い香りと苦味が特徴で、西洋では魚料理やピクルスの風味付けに、インドではカレー料理に、中国では五香粉の原料として用いられる。また、種子を粉砕して水蒸気蒸留し、精油がとれる。 |
名称 | フローレンスフェンネル |
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学名 | Foeniculum vulgare var. azoricum |
特徴 | 株元が肥大し、食用に利用される。 |
名称 | スイートフェンネル |
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学名 | Foeniculum vulgare var. dulce |
特徴 | 香りが強い。ハーブとして活用される一般的な品種。 |
名称 | ブロンズフェンネル |
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学名 | Foeniculum vulgare var. dulce ‘Rubrum’ |
特徴 | 茎葉が銅色で、観賞用に利用される。 |