トウダイグサ科 |
ナンキンハゼ属
トリアディカ属
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名称 | ナンキンハゼ(南京黄櫨)トウハゼ(唐黄櫨) |
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英名 | Vegetable tallow |
学名 | Triadica sebifera
Sapium sebiferum
Seborium sebiferum |
名の由来 | 「ナンキンハゼ」は、中国の「ハゼノキ」の意。「ハゼノキ」の代わりに蝋をとる材料として使われるようになったことから。 |
性状 | 高木/冬季落葉/雌雄異花 |
大きさ | 高さ:6~15m/葉身長:3.5~7cm/葉柄長:2~6cm/花序長:6~18cm/花径:8mm/果径:1~1.5cm/種子長:7mm |
形態 | 幹は直立し、よく分枝する。樹皮は灰褐色で縦に裂ける。葉は長い葉柄があり、先が細く尖った丸みのある菱形で、全縁で、互生する。新葉は赤みを帯び、秋には紅葉する。6~7月頃、枝先に長い穂状の花序を作る。花序の基部に5~10個の雌花がつき、他は雄花。花弁はなく、雄花の雄しべは2個で、雌花の花柱は3個。果実は球形の蒴果で、秋に果皮が割れ、中から白い蝋質の粉に包まれた種子が3個露出する。果皮は先に落下し、種子だけが枝先に残る。 |
品種 | 新葉の色が薄黄色になるものや、斑入り葉のものなどの園芸品種がいろいろある。 |
原産地 | 中国、台湾 |
生育 | 強健で栽培容易。本州中部以南で地植えできる。乾燥に強く、剪定に耐える。 |
利用 | 庭木、公園樹、街路樹。かつては種子を覆う蝋物質から蝋をとった。根皮は乾燥して利尿剤、瀉下剤などの薬用になる。種子は有毒。 |