ニガキ科 |
ニワウルシ属
アイラントゥス属
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名称 | ニワウルシ(庭漆)シンジュ(神樹) |
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英名 | Tree of heaven |
学名 | Ailanthus altissima |
名の由来 | 「ニワウルシ」は、葉が「ウルシ」に似ており、庭木にされることから。 「シンジュ」は、英名の「Tree of heaven」を訳したもので“天にも届く樹”を意味している。 |
性状 | 高木/冬季落葉/雌雄異株 |
大きさ | 高さ:10~20m/小葉長:7~12cm/葉長:40~100cm/果長:3~5cm |
形態 | 樹形は自然状態では円蓋形になる。樹皮は滑らかな灰白色だが、老木では、縦に浅い割れ目ができる。分枝分は少なめで、葉は枝先に集まってつく。葉は小葉13~25枚からなる奇数羽状複葉で、互生する。小葉は先が細く尖った長楕円形〜狭卵形で、基部近くに大きな鋸歯が1~2対ある。6月頃、枝先に円錐花序をつけ、緑白色の花を咲かせる。雄花の雄しべは10本で、雌しべは退化している。雌花には退化した雄しべが10本、先が5裂した柱頭がある。果実は狭長楕円形の翼果で、中央に種子があり、翼の部分はねじれる。果実は落葉後も枝に留まり、強風で飛ばされる。 |
原産地 | 中国(北部~中部) |
生育 | 強健で栽培容易。耐陰性もあり、大気汚染にも強い。庭木や街路樹として導入されたものが河原や荒れ地などで野生化している。 |
利用 | 庭木、街路樹。材は器具に使われる。 |