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最終更新日:2022.2.1
ヒノキ科
 
Chamaecyparis(カマエキパリス)
ヒノキ属
カマエキパリス属
名称

ヒノキ(檜)

ヒバ(檜葉)
英名
Hinoki cypress, Japanese hinoki cypress
学名
Chamaecyparis obtusa
名の由来
「ヒノキ」は、古代、檜の材を擦りあわせて火を起こしたので“火の木”から。
「ヒバ」は、「ヒノキ」と「サワラ」、その中間種の総称。ただし、「アスナロ」の別名でもある。
性状
高木/常緑/雌雄異花
大きさ
高さ:30~40m/雌花長:3~5mm/果径:12mm
形態
幹は直立し、樹形は円錐形~広円錐形になる。樹皮は赤褐色で縦に長く裂ける。側枝は水平に出る。葉は濃緑色で、鱗片状で先端は丸みを帯び、裏面の白い気孔線がY字状に見える。雌雄異花で、4月頃、枝先に雌花と雄花をそれぞれ単生する。雄花は長球形で紫褐色、雌花は鱗片状で薄茶色の葉の塊のよう。果実は球形の球果で、10~11月頃に赤褐色に熟す。
品種
変異が多く、園芸品種が多数ある。
原産地
日本(福島県南東部~屋久島)
生育
やや乾燥地を好み、大木になってからの移植は困難。 耐暑性耐寒性があり、耐陰性もある。刈り込みにも耐え、日本の環境に適している。
利用
公園樹、街路樹、庭園樹、庭木、生垣、盆栽、社寺林。材は、香り高く殺菌作用もあり、狂いにくく加工が容易で耐久性にも富むため、高級建築材として利用されている。
ヒノキ
東京都文京区、小石川植物園
2005.6.4
ヒノキ
東京都文京区、小石川植物園
2005.6.4
ヒノキ
千葉県勝浦市、林
2005.11.19
ヒノキ
千葉県習志野市、住宅
2022.1.14
ヒノキ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2022.1.28 220128_009
ヒノキ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2022.1.28 220128_009
ヒノキ
東京都文京区、小石川植物園
2005.6.4
ヒノキ
葉、表側
東京都文京区、小石川植物園
2005.6.4
ヒノキ
葉、裏側
東京都文京区、小石川植物園
2005.6.4
ヒノキ
葉、表側(左)と裏側(右)
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2022.1.28 220128_009
ヒノキ
雄花
東京都文京区、小石川植物園
2009.4.11
ヒノキ
球果(未熟)
東京都文京区、小石川植物園
2009.4.11
ヒノキ
球果
東京都文京区、小石川植物園
2005.10.12
ヒノキ
球果
千葉県習志野市、住宅
2013.1.5
ヒノキ
球果
東京都文京区、小石川植物園
2013.1.5

品種

名称

カマクラヒバ(鎌倉檜葉)

チャボヒバ(矮鶏檜葉)
学名
Chamaecyparis obtusa var. Breviramea
特徴
樹高は5~10m。枝は基本種より短く、分岐が多く、密生する。葉色は濃く鮮やか。萌芽量が多く刈込に耐えるため、玉散しや生け垣、盆栽にもよく使われる。
「チャボヒバ」はやや小型で、生育は遅く、造園上は区別される。
葉が黄色い「オウゴンチャボヒバ」もよく植栽される。
カマクラヒバ
東京都調布市、神代植物公園
2009.2.15
カマクラヒバ
東京都調布市、神代植物公園
2009.2.15
カマクラヒバ
千葉県習志野市、住宅
2021.12.29
カマクラヒバ
玉散し
千葉県習志野市、住宅
2021.12.29
カマクラヒバ
玉散し
千葉県習志野市、住宅
2022.1.2
カマクラヒバ
東京都調布市、神代植物公園
2009.2.15
カマクラヒバ
東京都文京区、小石川植物園
2009.4.11
カマクラヒバ
千葉県習志野市、住宅
2022.1.2
カマクラヒバ
葉、表側
千葉県習志野市、住宅
2022.1.12
カマクラヒバ
葉、裏側
千葉県習志野市、住宅
2022.1.12
ヒノキ‘オウゴンチャボヒバ’
千葉県習志野市、住宅
2022.1.14
ヒノキ‘オウゴンチャボヒバ’
千葉県習志野市、住宅
2022.1.14
ヒノキ‘オウゴンチャボヒバ’
葉、表側
千葉県習志野市、住宅
2022.1.14
ヒノキ‘オウゴンチャボヒバ’
葉、裏側
千葉県習志野市、住宅
2022.1.14
名称

ヒノキ(檜)‘クリプシー’

学名
Chamaecyparis obtusa ‘Crippsii’
特徴
樹高8m程の円錐形樹形になる。主幹は直上し、枝は水平または斜上につく。葉は黄金色の羽状の鱗葉。緻密で刈込に耐える。日陰では発色が悪くなる。
ヒノキ‘クリプシー’
千葉県習志野市、緑地
2009.3.20
ヒノキ‘クリプシー’
千葉県習志野市、緑地
2021.12.30
ヒノキ‘クリプシー’
千葉県習志野市、緑地
2021.12.30
ヒノキ‘クリプシー’
千葉県習志野市、緑地
2009.3.20
ヒノキ‘クリプシー’
葉、表側と雄花の蕾
千葉県習志野市、緑地
2021.12.30
ヒノキ‘クリプシー’
葉、裏側
千葉県習志野市、緑地
2021.12.30
名称

ヒノキ(檜)‘チャボヤドリ(矮鶏宿り)’

学名
Chamaecyparis obtusa ‘Nakatae’
ヒノキ‘チャボヤドリ’
東京都調布市、神代植物公園
2009.5.26
ヒノキ‘チャボヤドリ’
東京都調布市、神代植物公園
2009.5.26
名称

ヒノキ(檜)‘ナナ・ルテア’

学名
Chamaecyparis obtusa ‘Nana Lutea’
特徴
矮性品種。樹形は不規則な円錐形。生育は遅い。葉は年中黄金色。
ヒノキ‘ナナ・ルテア’
千葉県習志野市、緑地
2021.12.29
ヒノキ‘ナナ・ルテア’
千葉県習志野市、緑地
2021.12.30
ヒノキ‘ナナ・ルテア’
千葉県習志野市、緑地
2021.12.29
ヒノキ‘ナナ・ルテア’
葉、表側
千葉県習志野市、緑地
2021.12.30
ヒノキ‘ナナ・ルテア’
葉、裏側
千葉県習志野市、緑地
2021.12.30
名称

ヒノキ(檜)‘ラシャヒバ(羅紗檜葉)’

学名
Chamaecyparis obtusa ‘Rashahiba’
ヒノキ‘ラシャヒバ’
東京都文京区、小石川植物園
2009.2.10
NOTE
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