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最終更新日:2022.2.1
ヒノキ科
 
Juniperus(ユニペルス)
ビャクシン属
ネズミサシ属
ユニペルス属
名称

エンピツビャクシン(鉛筆柏槇)

英名
Red cedar, Red juniper, Eastern redcedar, Eastern juniper, Pencil cedar
学名
Juniperus virginiana
Sabina virginiana
名の由来
「エンピツビャクシン」は、材が鉛筆の材料として利用されることから。
性状
高木/常緑/雌雄異株
大きさ
高さ:12~18m/果径:1cm
形態
幹は直立し、樹形は円錐形になる。樹皮は赤褐色で縦に長く裂ける。葉は灰緑色〜暗緑色で、開き気味の鱗片状で先端が尖り、表裏の区別は無い。幼木では針葉、成長すると次第に鱗葉が増え、針葉と鱗葉が混在する。葉は冬季には褐色や茶褐色に変色する。雌雄異株で、早春にそれぞれ枝先に雌花や雄花を単生する。雄花は長球形で茶褐色〜オレンジ色、雌花は鱗片状で薄茶色の葉の塊のよう。果実は球形の球果で、ワックス質に覆われた灰青色に熟す。
品種
園芸品種がいろいろある。
原産地
北アメリカ東部
生育
森林内や岩石地斜面に生育する。肥沃な土壌を好む。
利用
庭木、公園樹。材は、鉛筆の材料として利用される。木屑、木片等から鎮静効果のある“シダーウッド”という精油が抽出される。
エンピツビャクシン
東京都文京区、小石川植物園
2009.2.10
エンピツビャクシン
東京都文京区、小石川植物園
2009.2.10
エンピツビャクシン
東京都文京区、小石川植物園
2009.2.10
エンピツビャクシン
雄花
東京都文京区、小石川植物園
2009.2.10

品種

名称

エンピツビャクシン(鉛筆柏槇)‘バーキィー’

学名
Juniperus virginiana ‘Burkii’
特徴
樹高は4m程度。樹形は円錐状で、枝は斜上する。分枝が旺盛で、枝葉は密生する。葉は針葉と鱗葉が混生し、幼木時はほとんど針葉で、樹齢が増すと鱗葉が増える。葉はやや青味と白味がかった緑色で、冬は赤褐色を帯びる。
エンピツビャクシン‘バーキィー’
千葉県習志野市、緑地
2021.12.29
エンピツビャクシン‘バーキィー’
千葉県習志野市、緑地
2021.12.29
エンピツビャクシン‘バーキィー’
千葉県習志野市、緑地
2022.1.14
エンピツビャクシン‘バーキィー’
針葉と鱗葉が混生
千葉県習志野市、緑地
2021.12.29
名称

エンピツビャクシン(鉛筆柏槇)‘グレイオウル’

学名
Juniperus virginiana ‘Grey Owl’
特徴
樹高は0.6〜1.5m程度。樹形は盃状で、枝は斜上する。 分枝が旺盛で、枝葉は密生する。葉は針葉と鱗葉が混生し、幼木時はほとんど針葉で、樹齢が増すと鱗葉が増える。葉は灰青緑色で、冬はシルバーを帯びる。グランドカバー向き。
エンピツビャクシン‘グレイオウル’
千葉県習志野市、集合住宅
2022.1.19
エンピツビャクシン‘グレイオウル’
千葉県習志野市、集合住宅
2021.12.30
エンピツビャクシン‘グレイオウル’
千葉県習志野市、集合住宅
2022.1.2
エンピツビャクシン‘グレイオウル’
千葉県習志野市、集合住宅
2022.1.2
エンピツビャクシン‘グレイオウル’
葉と果実
千葉県習志野市、集合住宅
2021.12.30
NOTE
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