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最終更新日:2023.1.16
ブナ科
 
Castanea(カスタネア)
クリ属
カスタネア属
名称

クリ(栗)

ニホングリ(日本栗)
英名
Japanese chestnut
学名
Castanea crenata
Castanea crenata var. kusakuri
名の由来
「クリ」は、“黒い実”の意味。
性状
小高木〜高木/冬季落葉/雌雄異花
大きさ
高さ:5~20m/葉身長:7~14cm/葉身幅:3~4cm/葉柄長:5~15mm/雄花序長:10~15cm/果径:5~10cm
形態
樹皮は、若い時は平滑だが、老木になると縦に割れ目が入る。葉は光沢がある先が尖った長楕円形で、中央部が最も幅が広く、15~20対のはっきりした側脈があり、側脈の先端は針のように尖った鋸歯になり、先端も緑色をしている。6月頃に、本年枝の基部の葉腋から淡黄色の紐状の雄花序を下垂させ、花序の基部に雌花をつける。花には独特の臭いがある。果実は堅果で、鋭い棘状のイガが密生した扁平な球形の殻斗に全面包まれ、9~10月頃、殻斗が4つに裂けて中身が露出する。中には褐色に熟した堅果が、通常3個入る。
類似
「クリ」の葉は、葉脈は15~20対で鋸歯の先端まで緑色。
クヌギ」の葉は、葉脈は12~16対で鋸歯の先端は薄茶色。
品種
山野に自生するものは「芝栗、柴栗(しばぐり)」「山栗(やまぐり)」と呼ばれ、実は小さいが甘みが強い。
枝垂れ樹形のものや、収穫期の異なるもの、果実の大きさや味の異なるもの、果実のイガが短いもの、一つのイガの中に7~8個の実が入るものなど、いろいろな品種がある。
原産地
日本(北海道~九州)、朝鮮南部
生育
二次林に普通に生育。深根性で、適潤の深い土壌と日当たりを好む。萌芽力は強い。自家不和合性なので近距離に受粉樹を混植する必要がある。
利用
果樹、庭木、庭園樹。材は、建築材や家具材となる。赤褐色でタンニンを含み、湿った状態でも腐りにくいことから、建築物の土台や電車の枕木などに使用されてきた。
クリ
千葉県習志野市、学校
2017.6.5
クリ
千葉県習志野市、住宅
2006.6.17
クリ
千葉県習志野市、住宅
2006.6.17
クリ
千葉県八千代市、京成バラ園
2021.7.10
クリ
千葉県習志野市、学校
2016.7.7
クリ
千葉県習志野市、学校
2016.7.7
クリ
千葉県習志野市、香澄公園
2016.7.7
クリ
茨城県つくば市、林
2014.8.31
クリ
千葉県習志野市、住宅
2005.9.17
クリ
茨城県つくば市、林
2013.10.3
クリ
茨城県つくば市、林
2013.10.3
クリ
千葉県八千代市、京成バラ園
2021.7.10
クリ
葉と花序
千葉県習志野市、香澄公園
2016.5.28
クリ
千葉県習志野市、住宅
2006.6.17
クリ
雌花(上)と雄花(下)
千葉県習志野市、住宅
2006.6.17
クリ
果実(未熟)
千葉県習志野市、香澄公園
2016.7.7
クリ
果実(未熟)
千葉県八千代市、京成バラ園
2021.7.10
クリ
果実(未熟)
千葉県習志野市、住宅
2006.7.16
クリ
果実
2013.10.3
NOTE
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