マンサク科 |
イスノキ属
デスティリウム属 |
名称 | イスノキ(蚊母樹、柞)ヒョンノキ(ひょんの木) |
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英名 | Evergreen witch hazel |
学名 | Distylium racemosum |
名の由来 | 「ヒョンノキ」は、しばしば葉にできる虫こぶ(ひょんの実)を笛のように鳴らすことができ、その“ヒョー”という音色から。 |
性状 | 高木/常緑/雄花の単性花と両性花を混在 |
大きさ | 高さ:10~20m/葉身長:5~8cm/果長:8cm |
形態 | 樹皮は灰白色で大木になると赤味を帯びる。葉は厚く、光沢のある深緑で、長楕円形で互生する。4月頃、葉腋に総状花序をつけ、濃赤色の小花を咲かせる。花序の基部には雄花、先の方には両生花がつく。花弁はなく、葯は乾燥すると裂けて花粉を出す。果実は蒴果で、表面が黄褐色の毛で覆われ、10月頃熟して割れ、黒い種子を2個出す。葉や果実の組織内には、“イスノキコムネアブラ”や“イスフシ”など10種類ものアブラムシが寄生することが知られていて、アブラムシの種類によって特有の“虫こぶ”を作る。 |
原産地 | 日本(本州~沖縄)、東アジア(温暖帯~亜熱帯) |
生育 | 土壌に対する適応性が高い。耐乾性、耐陰性が強い。移植は容易。成長は遅い。強い刈り込みに耐える。 |
利用 | 庭園樹、公園樹、街路樹。材は、家具、楽器、機械、床材などに利用される。 |