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最終更新日:2024.11.24
ヤシ科
 
Washingtonia(ワシントニア)
ワシントンヤシ属
ワシントニア属
名称

ワシントンヤシモドキ(ワシントン椰子擬き)

オニジュロ(鬼棕櫚)
ワシントニア・ロブスタ
オキナヤシモドキ(翁椰子擬き)
シラガヤシモドキ(白髪椰子擬き)
英名
Mexican fan palm, Skyduster
学名
Washingtonia robusta
名の由来
robusta」は、ラテン語で“頑丈な、丈夫な”の意。
性状
高木/常緑
大きさ
高さ:20~30m/幹周り:90cm/葉身長:1〜1.5m/葉柄長:1〜1.5m/果径:7〜9mm
形態

やや細い幹は分枝せず、ゆるくカーブして伸びる。葉は長めの葉柄があり、扇状に深裂し、茎頂に叢生する。葉先はまっすぐ伸びて放射状に広がるが、風などで折れ曲がって垂れ下がり、葉の白い糸状にほつれた繊維がまとわりつく。葉は下の方から枯れていくが、長期間幹に残り、枯葉の蓑をまとったようになる。葉柄には棘状のギザギザがあり、基部は二股に裂け、逆V字型になる。5~7月頃、長い花序を出し、黄白色の粒状をした小花を多数咲かせる。花序の先端は重みで垂れ下がる。花は両性花で、芳香がある。果実は球形の液果で、藍黒色に熟す。

類似
ワシントンヤシ Washingtonia filifera」は、幹が太く、真っ直ぐに伸びる。葉柄の基部がわずかに茶褐色に色づく。葉柄に、触ってもそれほど痛くない棘状のギザギザが不規則に並び、基部の棘は小さくなる。
「ワシントンヤシモドキ Washingtonia robusta」は、幹が細く、ゆるくカーブして伸びる。基部は濃い紫褐色の斑が入る。葉柄に、触ると痛い棘状のギザギザが規則的に並び、基部まで続く。
原産地
アメリカ合衆国(カリフォルニア州、アリゾナ州、ニューメキシコ州)、メキシコ北西部
生育
温帯、亜熱帯気候を好む。生育は非常に早い。乾燥、高温に強い。耐寒性は−3〜5℃程度。
利用
庭植え、公園樹、街路樹。
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