TOPへ戻る
最終更新日:2024.12.10
ヤナギ科
 
Salix(サリクス)
ヤナギ属
サリクス属
名称

イヌコリヤナギ(犬行李柳)

学名
Salix integra
名の由来
「イヌコリヤナギ」は、柳行季の材料になる「コリヤナギ(行李柳) Salix koriyanagi」に似ているが、行李を作ることはできないことから。
性状
低木/冬季落葉/雌雄異株
大きさ
高さ:2〜5m/葉身長:4〜10cm/雄花序長:2〜3cm/雌花序長:1.5〜2.5cm
形態
株立ち樹形。樹皮は白灰色で、太くなると円形状あるいは縦の割れ目ができる。一年枝は、緑褐色~紅紫色で光沢がある。葉は、先が鋭頭~鈍円頭の長楕円形で、低い細鋸歯があり、葉柄はごく短いか無い。葉のつき方は基本は対生だが、互生や3輪生などが混在する。3~5月頃、葉の展開に先がけて短い花穂を作る。花は花被はなく、しべと苞のみからなる。雄花は赤い葯から黄色い花粉を出すので赤い花穂が先端から順に黄色くなっていく。雌花は全体に薄黄緑色で、苞の先端が黒と赤に染まる。果実は蒴果で、6月頃熟すと2裂し、白い綿毛を持つ種子を、数個出す。
品種
新芽がピンク色になる園芸品種がある。
原産地
日本(北海道~九州)、朝鮮
生育
日当たりの良い野山や湿地、水辺などに自生する。
利用
庭木、公園樹。材は細工物に利用される。
イヌコリヤナギ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.3.3
イヌコリヤナギ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.3.3
イヌコリヤナギ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.4.6
イヌコリヤナギ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.4.6
イヌコリヤナギ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.4.27
イヌコリヤナギ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.4.27
イヌコリヤナギ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.4.27
イヌコリヤナギ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2013.10.3
イヌコリヤナギ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2013.10.3
イヌコリヤナギ
雄花
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.3.3

品種

名称

イヌコリヤナギ(犬行李柳)‘ハクロニシキ(白露錦)’

学名
Salix integra ‘Hakuro Nisiki’
特徴
葉に白斑が入る。新葉は、ピンク→白→緑に変化する。
イヌコリヤナギ‘白露錦’
千葉県千葉市、花の美術館
2021.4.11
イヌコリヤナギ‘白露錦’
千葉県勝浦市、住宅
2012.5.19
イヌコリヤナギ‘白露錦’
千葉県千葉市、三陽メディアフラワーミュージアム
2016.6.11
イヌコリヤナギ‘白露錦’
新葉
千葉県船橋市、東邦大学
2014.5.24
TOPへ戻る