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最終更新日:2023.11.19
マンサク科
 
Corylopsis(コリロプシス)
トサミズキ属
コリロプシス属
名称

トサミズキ(土佐水木)

英名
Spike winter hazel
学名
Corylopsis spicata
名の由来
「トサミズキ」は、自生地が土佐で、葉が「ミズキ」に似ていることから。
性状
低木/冬季落葉
大きさ
高さ:2~4m/葉身長:5~10cm/花序長:10cm/花長:1.5cm/果長:0.8~0.9cm
形態
枝はやや分枝し、株立ち樹形になる。若い枝は分岐点で屈折する。葉は先が尖った円形〜ハート形で、葉脈に沿って凹凸があり、鋸歯があり、互生する。葉の裏面や葉柄には毛が密生する。3~4月頃、葉の展開に先立って、7~10個の花からなる花序を作り、薄黄色の花をぶら下げるように咲かせる。花弁は5枚、雄しべは5本で、葯は暗赤色。雄しべは花弁と同じくらいの長さ。花序軸には毛が密生する。果実は球形の蒴果。
類似
「トサミズキ」は大型で、花序軸は無毛で、ひとつの花序に付く花数は1~3個で、葯は暗赤色。
ヒュウガミズキ」は小型で、花序軸に毛が密生し、ひとつの花序に付く花数は7~10個で、葯は山吹色。
キリシマミズキ」は大型で、ひとつの花序に付く花数は7~10個で、葯は山吹色。
シナミズキ」は大型で、ひとつの花序に付く花数は10~15個で、葯は山吹色。花に芳香がある。
品種
葉色が黄色い園芸品種がある。
原産地
日本(高知県)
生育
寒さにはやや弱く、庭植えできる北限は関東あたりまで。日当たりを好む。樹形は自然に整うので、剪定はあまり必要ない。
利用
庭木、公園樹、花材。
トサミズキ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.3.3
トサミズキ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.3.3
トサミズキ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.3.3
トサミズキ
東京都文京区、小石川植物園
2006.3.18
トサミズキ
東京都文京区、小石川植物園
2006.3.18
トサミズキ
千葉県習志野市、香澄公園
2016.3.29
トサミズキ
千葉県習志野市、香澄公園
2016.3.29
トサミズキ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.4.6
トサミズキ
「トサミズキ」(右)と「ヒュウガミズキ」(左)
東京都新宿区、戸山公園
2007.4.19
トサミズキ
東京都新宿区、戸山公園
2007.4.19
トサミズキ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.6.25
トサミズキ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.6.25
トサミズキ
東京都文京区、小石川植物園
2006.3.18

品種

名称

トサミズキ(土佐水木)‘スプリング・ゴールド’

トサミズキ(土佐水木)‘ゴールデン・スプリング’
学名
Corylopsis spicata ‘Spring Gold’
Corylopsis spicata ‘Golden Spring’
特徴
葉色が明るい黄緑色で、芽吹きにはやや赤味がかる。
トサミズキ
千葉県千葉市、花の美術館
2021.4.21
NOTE
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